初めて夫に、夫以外の男性とキスをしている姿を見せました

kyotomtsuma02800_p2005103.jpg

杉山さんの指先が、そっと髪に触れました。
それでも私はじっと眼を閉じたまま開きませんでした。私はこれから夫に愛されるのだ、そ
う思いたかったからです。

『菜緒子さんの恥ずかしい、綺麗な姿をご主人さんに見せて上げましょう』

唇に杉山さんの息が吹き掛りました。
杉山さんの唇が直ぐ眼の前にあるんだなと思いました。
『・・・はい』
私は掠れた声で答えました。
杉山さんが、もう一度言いました。
『いいですね?』
『・・・大丈夫です・・・』

私は諦めにも似た素直な気持ちで、小さく頷きながら答えました。
私は夫の眼の前で、今日会ったばかりの男性に「セックスしてもよいか」と聞かれ、
「セックスされても構わない」とそれを承諾したのです。杉山さんに直接聞かれそれを
承諾したのは、この日、それが初めてだったかもしれません。
それは、夫に「他の男性に抱かれる姿を見たい」と言われ、「いいわ」と頷いた、あの日の
気持ちに似ていました。
それから私は、眼は閉じたまま夫の居る方に顔を向け、甘く小さな声で言いました。

『・・・・私、貴方のものよ・・・』

杉山さんのワイシャツの布地が胸をざらりと擦りました。
唇の先に熱い吐息と共に馴染みのない香りが近づいたかと思うと、夫の唇とは全く違う
唇がそっと触れました。そしてその後直ぐに、先端を固くした舌先が唇を割って忍び込んで
来ました。
私は、初めて、夫に、夫以外の男性とキスをしている姿を見せました。
経験したことの無い感触、経験したことの無い香り、経験したことの無い味・・・
キスをされただけなのに、ディルドを抱いた時の何倍もの激しい羞恥が私を襲い、火を
点けられた様に、全身がかぁーっと熱くなりました。
キスをされて、そんな感覚を覚えたのは初めてでした。

0 Comments

まだコメントはありません