禁断の白日夢へ、自ら身を投げ出していたのだと思います

kyotomtsuma02700_p2005042.jpg

杉山さんが静かに言いました。

『菜緒子さん、興奮しているんですね』

とても恥ずかしいのですが、私は、激しく濡らしていました。
指一本触れられたわけでもないのに、二人の男性の視線に、二人の男性に脚を開いて
見せるという、女性としてあまりに恥ずかしい行為をしている自分自身に、興奮していた
のだと思います。

『どうですか?』

杉山さんに問い詰められ、私は眼を閉じたまま小さく首を縦に振りました。
多分、ほんの僅かな時間だったのだと思います。
でも、私には、まるで脚を開いたまま二人の男性の前に放置された様に、長い時間に
感じられました。

やがて、衣服の擦れる音がして、上着を脱ぐ気配がしました。
私はそれを聞いて、杉山さんが服を脱いでいるのだと思いました。そして、このまま
杉山さんにセックスされるのだと思いました。
突然、耳元近くで杉山さんの声がしました。
杉山さんの熱い吐息が耳朶に吹き掛けられました。

『綺麗ですよ』と。

それは、とても優しい声でした。

『有難うございます』

私は、思わず答えていました。
私は、眼を閉じたままもう既に杉山さんに抱かれていたのかもしれません。
夫の視線を浴びながら杉山さんに抱かれる、計り知れない羞恥と今迄経験したことのない
興奮に満ちた禁断の白日夢へ、自ら身を投げ出していたのだと思います。

0 Comments

まだコメントはありません