一生の内のほんのこの一瞬だけ

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私は、両膝の間に置いた手を、内腿に沿って静かに下すと、手のひらで花弁を覆いました。
そして、その手はそのままにゆっくりと両脚を開いて行ったのです。
時折、きゅん、きゅんと花園の奥に甘く刺す様な悦びを感じながら。
甘い痺れを伴って、じゅんと温かい愛液が溢れ出す度に、私は腰を捩らせ小刻みに震わせました。
杉山さんが言いました。

『どんな性的行為も受け入れると言ったでしょう?・・・・ご主人さんに見せて上げましょう。
知らない男にセックスされて悶える菜緒子さんが・・・ご主人さんは羞恥に震える菜緒子さんが、
一番美しいと思っているんですよ・・・だから、恥ずかしい姿を沢山見せて上げましょう・・・』

私にはもう、杉山さんの言葉が半分位しか聞こえていなかったと思います。
それとも、杉山さんの催眠術の様な言葉に、自分自身を失ってしまったのでしょうか。
貧血を起こした時の様に頭の中がぼぉっとして、何も考える事が出来ませんでした。
そして、花園の底がじんじんと熱くなって来て、自分が興奮の頂きへと続く長い階段を、
昇り始めているを感じていました。
全ての毛穴が開き、逆立った産毛がざわつき、震えの様な、寒気の様な、痺れの様な、
自分が溶けて行く様なうっとりとする恍惚感に、全身を奪わて私は思いました。
夫の為に、杉山さんの言いなりになってもいいと。
この部屋に居る間だけ、一生の内のほんのこの一瞬だけ・・・・

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