うっとりと濡れた花園を見透かしているかの様でした

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私は、部屋に来たときに、杉山さんの前で自ら全裸にならなければなりませんでした。
体を見て頂く為に。
でも、今度はそれとは違いました。
全身を見て頂いた後、杉山さんに、ソファに座るように言われたのです。
クッションに背中を預け、腰を引く私に杉山さんが、言いました。

『菜緒子さん、そのまま脚を開いて下さい』と。
そして、
『ご主人だけを愛し続ける清楚で貞淑な人妻が、自分でご主人
以外の男性に、開いて見せる姿を見てみたい』
と続けたのです。

声は優しいままでしたが、私の眼を正面から真っすぐに見据える杉山さんの眼は、また、
あの獲物を射抜く様な冷たく鋭い眼になっていました。

私は思わずソファの上を後ずさりしました。
両膝は小刻みにかくかくと鈍い音を立てて震えていました。もしかしたら、このままソファの
上でセックスされるのかもしれないな、と私は思いました。
私は、両手を握りしめたまま眼を閉じて必死に自分を言い聞かせました。これから、自分を
愛してくれるのは、夫なんだと。杉山さんに抱かれることが、夫に愛されることであり、同時に
そのことが、私が夫を悦ばせ、愛することなんだと。
だから、夫の前に自分の体を投げ出すように、杉山さんの前に全てをさらけ出せばいいと。
気が付くと、杉山さんの鋭い視線が、震える膝をじっと見つめていました。
それはまるで、両膝を射抜き、その向こうにあるうっとりと濡れた花園を見透かしているかの
様でした。

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