甘く切なく身もとろける被虐の悦びが待っていることを

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杉山さんが私の方に手を差し伸べました。
私は固唾を飲んで、その手に自分の手を重ねました。
杉山さんがゆっくりと手を引いて私を立ち上がらせました。
私は、手を引かれてディルドのそそり立つテーブルの前に立たされました。
杉山さんが言いました。

『普段の清楚な菜緒子さんからは想像も出来ない、自分で腰を振る姿を見せて下さい。
ご主人にはいつもして上げているのでしょう?』

と。
私はテーブルにそそり立つディルドを見下ろし、不安にいたたまれなくなって思わず両手を
握り締めました。肩で息をしなければならないほどに胸が苦しくなって、膝が小刻みに
震えているのが自分で分かりました。

けれどもその胸の高鳴りの影で、恥ずかしいのですが、私は、二人の男性が見守る中、
ディルドに指を添え、腰を沈めてそれを自ら自分の中へ導かなければならない身も縮む
ほどの羞恥と屈辱の果てに、今まで経験したことのない、甘く切なく身もとろける被虐の
悦びが待っていることを、秘かに期待していたのです。
そして、私は、恐らく自分で分かっていたのだと思います。
自分は、悦びを手に入れたい自らの欲望に屈して、杉山さんに言われる通りに、二人の
男性の前で腰を振って見せるであろうことも。

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