貴方を、もっと悦ばせて上げたい

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全裸姿で部屋を一周させられて、夫の足元へ横座りになった私を見下ろして杉山さんが言いました。
まるで、そんな私の気持ちを見透かすように。

『ご主人、悦んでますよ。今、どんな気持ちか教えて上げて』
私は小さく言いました。
『・・・嬉しい』

そして、その一言を言った途端に、胸が切ない気持ちでいっぱいになって、眼の前に居る夫が限りなく
遠くに居る様に思えて、辱めを受ける自分を見て悦んで貰って嬉しいこと、今、自分は夫に愛されている
悦びに満たされていること、そして、自分は夫を愛していること、もっともっと悦ばせて上げたいこと・・・
そんな胸一杯の気持ちを何とか伝えなくてはと、私は焦りに似た気持ちにかられました。
そして、精一杯の勇気を振り絞って言いました。

『・・・嬉しい・・・嬉しい、私、貴方に見て貰って、嬉しいの』

けれでも、はっきりと言えたのは、それだけでした。もっと伝えたいことが
あるのに、気持ちが焦るばかりで、言葉が見つからなかったのです。

『・・・貴方を、もっと悦ばせて上げたい・・・』

そう言って、私はまた俯いてしまいました。
本当は、『心から貴方を愛している』と言いたかったのに。上手く言葉に出来ない自分がもどかしくて
虚しい気持ちでいっぱいでした。そして、同時に、ここで、夫の眼の前で、杉山さんにどんな辱めを
受けても構わないと思いました。
それが女性としてどんなに恥ずかしく、また、屈辱的なことであっても。辛くて、苦しいことであっても。
夫の望み通りそんな私の姿を見せて上げること、そして、夫に大きな悦びを得て貰うこと、それが、
何も伝えることの出来ない私の、夫への愛の返信だと思いました。
夫の望みを叶えて上げる為に、杉山さんの前に自分の体を差し出すこと、それが、私が夫への
愛の証を示す為に出来る唯一のことだと思いました。

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