唇を噛み締めながら、震える指でそっと自分で浣腸をしました (27)

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その日の前の晩、夫はそっと寄り添った私の肩を抱いて、 『今日は早くお休み』とだけ言いました。
私を抱こうとはしませんでした。
私はその時でさえまだ少し迷っていたと思います。一度は納得したことですが、それでもやはりいざとなると不安で胸が高鳴り、私は今にも押しつぶされそうになっていました。

絡みつく知らない男性の舌、注ぎ込まれるねっとりとした唾液、体中の隅々まで 這い回る唇、乱暴に乳房を鷲づかみする太い指先、そして、息も止まるほど喉奥 深くまで沈められる男性のもの・・・いったいどんな性的行為を求められるのだろう、何か玩具で逝かされるのだろうか、それとも、辛く苦しい奉仕を長時間させられるのだろうか、もしかしたら、アナルを求められるかもしれない・・・幾多の想像が頭の中を駆け巡り、なかなか眠りにつくことが出来ませんでした。

私は、これが夫の愛し方であり、私の愛され方であり、これが私達二人の愛の形なのだと、これは私達二人の愛を確かめ合うことなのだと、何度も何度もそう自分に言い聞かせながら、いつしか眠りに落ちて行きました。
明日は、9時過ぎには夫と一緒に家を出なければなりません。

早朝、私は、夫を起こさない様そっとベッドを抜け出すとトイレへ行って、唇を噛み締めながら、
震える指でそっと浣腸をしました。

菜緒子

菜緒子がこっそり浣腸をしていたのは知っています。
居間のひきだしを開けてからトイレに入りましたからね。
私もまた眠れない夜を過ごしていたのです。

敏彦

1 Comments

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T

私でしたら眠れないどころでは無いですね。